1.ゲームタイトル
ルート(ROOT)~はるけき森の動物戦記~
2.一言コメント
各派閥の思惑が入り混じる!!
3.種類及び評価
タイプ | 戦略 | コンポーネント | ★★★★☆(4/5) |
難易度(難しさ) | ★★★★☆(4/5) | 運要素 | 普通 |
対象年齢 | 10歳から | 言語依存 | 大 |
プレイ人数 | 2人~4人 | 実プレイ時間 | 60分 |
表記プレイ時間 | 60~90分 | ルール説明時間 | 30分 |
作者 | Cole Wehrle | おすすめ度 | ★★★★★(5/5) |
発売年 | 2018年 | 娘へのおすすめ度 | ★★★★☆(4/5) |
メカニクス | アクション検索 エリアムーブメント |
主人の評価 | ○ |
4.ゲーム概要
4つの派閥に分かれて、森の覇権を争うゲームで、30点先に取得できた派閥が勝ちとなります。
このゲームは担当する派閥により、ゲームの進め方や得点方法が変わります。
2人プレイ(猫野侯国VS鷲巣王朝)の場合、既に森を占領中の猫に対して、
鳥が陣地を取り返します。
5.コンポーネント紹介
練習シート×1枚、練習カード×4枚、
派閥ボード×4枚、猫野侯国兵士コマ×25個、
鷲巣王国兵士コマ×20個、森林連合兵士コマ×10個、
放浪者コマ×1個、ダイス×2個、
カード類×94枚、得点マーカー×4個、
マーカー類×19個、
タイル類×55枚、トークン類×19個、
ゲーム盤×1枚
6.ゲームの流れ
<準備>
- 担当の派閥を選択します。担当する派閥ボードの裏面に書かれている準備の内容に従い、専用パーツなどを所定の場所に配置します。派閥ボードは表面にして自分の前に設置します。
※派閥ボードにできる行動などは記載があるのでそれを見ながら進めます - 得点表にプレイする派閥の得点マーカーを得点表の0のマスに配置する。
- 動物カードを各プレイヤーに3枚ずつ配布します。残りは山札とします。
- マップにRと記載されているところに、遺跡タイルを1枚ずつ配置します。
- 右上にアイテムタイル(サプライ)を配置する。
- サイコロ2つをマップの横に置きます。
<ゲームの流れ>
※猫野侯国VS鷲巣王朝の場合
※森林連合、放浪者についてプレイした時に別途追加します。
- 猫野侯国のプレイヤーからゲームをはじめます。
手番では鳥歌フェイズ、昼光フェーズ、夕闇フェーズ(朝、昼、夜)の3フェースを1ターンとしてプレイします。1ターンが終わったら、次のプレイヤーに手番が移ります。
※実施内容はそれぞれの派閥ボードに記載されています。 - 🐈猫野侯国の特徴
ゲームスタート時点で森を占領中です。城砦トークンを置いた広場(四隅のどれか)の対角線上にある広場以外は全て支配しています。
建物タイル(工房、製材所、募兵所)を支配中の広場かつ、木材トークンを運べる場所(支配中の広場のみを通って木材トークンを運べる場所(ネットワークがつながっているところ))に建設ことで得点を得ます。
”攻撃は最大の防御!!”です。守って建設だけしていても鷲巣王朝にどんどん侵略されるため、鷲巣王朝の邪魔になるところに建物を建てたり、鷲巣王朝を攻撃して内乱を起こるように仕向けなければなりません。
★鳥歌フェイズ
・建設した工房の広場に木材トークンを1つずつ配置します。
★昼光フェーズ
・クラフトアクションを必要に応じて実行します。
※動物カードの動物と一致する広場に工房タイルがある場合に実行できます。
・5つのアクション(戦闘、行軍、募兵、建設、労働)の中から、3つのアクションを実行します。
※鳥の動物カードを使うことで、1枚につき1回アクションを増やすことができます。(これをうまく使うことが、優位に進めるために必要そうです)
★夕闇フェーズ
・動物カードを派閥ボードに見えているのカードの絵の数+1枚引く。
※手札が5枚以上の場合は手札を捨てます。
- 🐦鷲巣王朝の特徴
元森の支配者です。今は猫野侯国の城砦トークンのある広場の対角線上にある広場のみを支配中です。
建設された止まり木の数に応じて手番の最後に得点を得ます。
各手番で動物カードを派閥ボードの勅令に差し込むことで、実行可能なアクションが増えます。
動物カードが溜まればたくさんアクションきるため機動力はスゴイです。
ただし、動物カードを差し込んだアクションは必ず実行しなければならず、
実行できない場合、内乱が発生し実行可能なアクションがリセットされます。
内乱が発生した場合は、差し込んだ鳥の動物カードの枚数に応じて得点を失います。
内乱が発生すると-2点以上引かれてしまうため、カードを差し込む際はアクションができなくならないかなどをマップの状況を見ながら決めてく必要がるようです。
★鳥歌フェイズ
・手札から1枚から2枚の動物カードを、勅令(募兵、移動、戦闘、建設のいずれか)に追加します。ただし、2枚とも鳥カードを置くというのはできません。
※フェイズ開始時に手札がない場合は山札から1枚補充します。
★昼光フェーズ
※止まり木タイルがマップに1枚もない場合、一番兵士コマが少ない広場1つに止まり木タイルと兵士コマを3つ配置します。
・クラフトアクションを必要に応じて実行します。
※動物カードの動物と一致する広場に止まり木タイルがある場合に実行できます。商業軽視の効果により、勝利ポイントはカードの記載に関係なく1点しかもらえません。
・4つの勅令を順(募兵→行軍→戦闘→建設)に配置された動物カードの回数および条件に従い実行します。実行できない場合は内乱が発生し、カードのリセットおよび鳥カードの枚数に応じて減点されます。
※内乱が発生すると、鳥カード1枚につき1点減点されます。また、君主(君主によって少しルールが違います)が変わり、忠心の2枚のカード以外を全て捨てます。昼光フェーズは直ちに終了になります。
★夕闇フェーズ
・動物カードを派閥ボードに見えているのカードの絵の数+1枚手札に加えます。
※手札が5枚以上の場合は手札を捨てます。
<ゲーム終了条件>
- 30点に到達したプレイヤーが発生した時にゲームが終了します。
- 特定エリアの占拠を条件にした圧倒カードを発動した時です。
7.対戦成績
- プレイヤー
主人(鷲巣王朝)、なつひね(猫野侯国) - プレイ時間
70分 - なつひねの勝敗
1勝3敗
※猫野侯国は建物を建てているだけだと、どんどん攻め込まれて
鷲巣王朝の優位になっていました。早め早めに攻めないと勝てなそうです。
8.個人の感想
猫野侯国はマップだけ見ると圧倒的に有利そうに見えて、ぼやぼやしているとどんどん没落します。
建物を建てることに一生懸命になりすぎて侵略を許すと勝てないので、攻めることも必要だったみたいです。
何度プレイしてもなかなか勝てる気がしなかったので、何度も主人に付き合ってもらいました。
拡張を使えば2人でも他の動物を使えるようなので、森林連合、放浪者もプレイしてみたいと思いました。
それぞれの勢力の特性やルールを理解しないと勝つことが難しいところが、やりこみ要素で、面白ポイントだと思いました。
9.主人へ購入理由のインタビュー
ママが積極的にプレイしようと言ってきたのが良かった。
自分の担当勢力だけでなく、相手の勢力のルールを理解しないと全然勝てないね。
それが結構面白いポイントだと思った!!